こんにちは
わんこの給食の木村です。
心臓病は、高齢のわんちゃんの
かかりやすい病気の
上位に入る病気です。

その中でもチワワが
他犬種に比べ罹りやすい疾患
と言われています。
「突然心臓病と診断を受けて
どうしたらいいか分からない」
「何を気を付けたらいいのか
分からない」
「ごはんの選び方が分からない」
こんな悩みを
抱えていませんか?
今日は心臓病と、
気を付けるべきこと
についてお話していきます!
まず、心臓とは
酸素や栄養を全身に運ぶ血液を
送り出す臓器です。
そのため、心臓病にかかると
全身にさまざまな影響が起こります。
心臓病には大きく分けて
3種類あります。
心臓の弁に欠陥が生じ、
血液を送り出す能力が
落ちてしまいます。
わんちゃんの10歳以上の
3分の1にみられるといわれるほど
発生頻度の高い疾患です。
犬の心臓病で最もみられる
僧帽弁閉鎖不全症も
この心臓弁膜症の1つです。
僧帽弁閉鎖不全症は、
左心のある僧帽弁に
欠陥が生じることで
うまく血液を送り出せず、
左心房に逆流を起こしてしまいます。
その結果、咳や疲れやすさ、
呼吸の苦しさなどの症状を引き起こし、
進行すると肺水腫や失神などの症状が
現れます。

心臓のポンプ機能に障害が起こり、
全身から戻ってくる血液を
十分に拍出できない状態です。
血液循環が体からの要求に
追いつかなくなることで
咳やチアノーゼ、
四肢のむくみや、食欲不振、
体重減少、筋肉の消耗など
さまざまな影響が出てきます。

心臓の筋肉が弱くなることで
血液を送り出す能力が
落ちてしまいます。
猫の心臓病で最も多い疾患です。
気を付けること
大きく分けて、
体型、運動量、ごはん
の3つあります。
肥満傾向のあるわんちゃんが
心臓病と診断を受けた場合は、
適正体重を目指しましょう!

ぽっちゃりした子は
かわいいですが、
・心拍数の増加
・呼吸がしづらく、荒くなる
・咳や肺水腫などの
併発のリスクを高めてしまう
など、心臓に負担がかかり、
症状の進行を早めてしまいます。
ただし、急激なダイエットは
体に負担がかかってしまうため
獣医師と相談をしながらゆっくりと
ダイエットをしていきましょう!
運動は、体力維持やストレス発散、
筋力維持や、体重増加を防ぐことが
できるため軽い運動はおすすめです。

初期の段階では
特に制限する必要はありません。
しかし、僧帽弁閉鎖不全症の
ステージC以上など病気が
進行した状態のときは興奮したり、
吠えたりすることで心臓に
負担をかけてしまう場合があります。
・呼吸が浅く、早くなる
・チアノーゼ
(舌や歯茎が青紫色になる)
・咳が増える
・ぐったりする
などの症状が見られたら
すぐに運動をやめ、
歩かせずに抱きかかえるなどして
帰宅するようにしてください。
運動は15分ほどにしたり、
真夏や真冬など過酷な気候は避けるなど
工夫が必要です。
心臓病には、適切な栄養管理が
とても重要です。
ここでは特に重要な4つを
ご紹介します!
心機能が低下して循環血液量が減ると、
体内に過剰な水分やナトリウムが
あっても、腎臓で水やナトリウムの
再吸収が亢進してしまいます。
その結果、
うっ血状態が助長されてしまいます。
ナトリウム量を制限することで
腎臓でのナトリウムの再吸収量と、
ナトリウムに伴う水の再吸収量を
減らし、うっ血状態の悪化を
抑えることができます。
利尿薬などの投薬によって、
カリウムやマグネシウムが
欠乏してしまう低カリウム血症と
心臓病進行による腎機能の低下
が原因でカリウムが排出されず
蓄積されてしまう高カリウム血症の
いずれも発症しやすくなります。
カリウムの異常は筋力低下や
不整脈などの原因に繋がるため、
カリウムを適切に調整することが
必要です。
また、
心臓病は腎臓病を併発しやすいので、
腎臓への負担を避けるために
リンの制限が推奨されています。
長期にわたって
利尿薬を投与している場合、
水溶性ビタミンが尿中に過剰に
流出している可能性があります。
その場合は、水溶性ビタミン濃度の高い
ごはんをあげたり、水溶性ビタミンを
添加することをおすすめします。
水は自由に飲ませて大丈夫です。
ただし、
進行したうっ血性心不全の場合、
蒸留水や、ナトリウム含有量が
150ppm以下の水が推奨されています。
(日本の水道水は、ナトリウム含有量
200mg/L(ppm)以下と規定されています。)
ナトリウムは、
パン、チーズ、バターや
加工肉、かまぼこやチクワ、
煮干しなどの魚肉加工品や
ペット用の嗜好性の高いおやつに
多く含まれています。

逆に、
加工されていない野菜や果物、
イモや豆類、白米は
ナトリウムが少ないです。

わんちゃんが食べてくれるようであれば
ナトリウムの制限されている
心臓病用の療法食をあげるのが
好ましいです。
また、腎臓病用や、高齢期用のごはんも
中程度にナトリウムを制限しているため
選択肢に加えることができます。
高齢で今まで食べてきた味に固執して
しまっていたり、
ナトリウムを多く含む嗜好性の高い
おやつを食べてきた子は、
療法食の受け入れが
難しい場合があります。

療法食を受け入れてもらうには、
1~3週間かけて徐々に移行していき、
ごはんを温めたり、
食塩を含まない鶏肉のスープをかけたり
香りを立たせたりするなど
工夫をするのがおすすめです。
それでも療法食を食べてくれない
場合は、ナトリウムの制限に重点を
置きすぎてしまいエネルギー量や
栄養素が不足してしまう
可能性があります。
そうすると、
体重減少や筋肉の消耗を起こし、
症状の進行を早めてしまう可能性が
あるため、
この場合は、療法食でなくても
市販食や手作り食など
食べてくれそうなものを試し、
過剰摂取を避ける方向で
ごはんを選んでいきましょう!
わんちゃんの心臓病は、
日本国内では心臓の手術が可能な
動物病院が限られているため、
薬や食事療法が中心となっています。

そのため、
食事選びはとても重要です!
心臓病の進行に応じた
食事管理を心がけることが大切です。
【タウリン・L-カルニチン】
タウリン・L-カルニチンの欠乏は、
わんちゃんの心臓病に
関係していると報告があります。
心臓のサポートとして
大切な栄養素です。
【オメガ3脂肪酸】
血管を広げたり、血液をサラサラ
にする作用があるため、
心血管の健康をサポートします。
