こんにちは、わんこの給食の木村です。
私が動物看護師時代、
多く対応したものの中に
異物の誤飲があります。
「チョコレートを
食べてしまった!」
「ゴミ箱を漁っていて
何か食べてしまっているかも!」
「テーブルの上の
料理を食べてしまった!」
こんな経験ないですか?

わんちゃんにとって
食べてはいけないものは
沢山ありますが、
今日はその中でも
誤飲の多い食べ物7個と
対策をご紹介します!
まず、1つ目は
チョコレートです。

これは結構有名なので
知ってる方は多いのでは
ないでしょうか?
チョコレートやココアなどに含まれる
「テオブロミン」という成分は、
わんちゃんの心臓と
中枢神経を刺激します。
大量に食べてしまうと
下痢、嘔吐、興奮、けいれん、
呼吸困難などの中毒症状が
起こることがあり、
最悪の場合は
急性心不全を起こして
亡くなってしまうことも
あります。
食べてしまった場合は
すぐに動物病院に連絡し、
ミルクチョコやホワイトチョコ、
ダークチョコなど
チョコレートの種類や
商品名、カカオの割合などを
伝えていただくことを
おすすめします。
チョコレートの中でも、
ダークチョコレートや
製菓用チョコレート、
ココアパウダーなど
カカオの濃度の高いものは
少量でも危険です。
2つ目は、
キシリトールです。

甘味料として使われている
キシリトールは、
わんちゃんでは
インスリンの分泌を
刺激する効果があります。
中毒量摂取すると
インスリン濃度が上昇し、
30分から1時間ほどで
重度の低血糖を起こします。
また、肝臓に毒性があるため
肝障害を起こす可能性があり、
食欲不振や貧血、黄疸が
見られる場合もあります。
個体差はありますが、
体重1kg当たり0.1~0.5gが
中毒量と言われています。
3つ目は、ネギ類です。

タマネギや長ネギ、
ニンニク、ニラなどのネギ類は、
血液中の赤血球を破壊してしまう
成分が含まれており、
急性の貧血や血尿などの
中毒症状や溶血性貧血を
引き起こし亡くなってしまう
こともあります。
この成分は、
加熱しても毒性は破壊されないので
ハンバーグやカレー、
ドレッシングなどネギ類が
使われている食品には
注意が必要です。
4つ目は、鶏の骨です。

鶏の骨は、砕けやすくて
縦に裂けるという特徴を
持っています。
そのため、食べた際に
消化管を傷つけてしまう
可能性があります。
鶏の骨の誤飲は、
クリスマス周辺で特に
起こりやすいため
注意が必要です。
5つ目は、ブドウです。

ブドウやレーズンは、
嘔吐、下痢、食欲不振、腹痛や
急性腎不全などを
引き起こす可能性があります。
直接的な原因などは
特定されていませんが、
中毒のリスクはあるため
注意が必要です。
6つ目は、銀杏です。

銀杏には
中毒を起こす可能性がある
「メチルピリドキシン」が
含まれており、
痙攣、意識障害、てんかん発作など
を引き起こします。
加熱しても毒性は破壊されないので
加熱したものでも与えないように
注意が必要です。
特に、お散歩中に落ちている銀杏を
気づかないうちに食べてしまう
こともあるため、
イチョウの木のあるお散歩ルートでは
注意が必要です!
最後に7つ目は、
味付けの濃いものです。

わんちゃんはほとんど
汗をかかないため、
人の3分の1程度の塩分しか
必要ありません。
そのため、過剰に摂取した塩分は
汗として出ていかずに体内に蓄積されて
腎臓などの臓器に大きな負担を
かけてしまいます。
誤飲の1番の対策は、
キッチンやごみ箱が
ある場所には入れないように
ドックガードなどを付けることや、
おかしなどの食べ物が入った
カバンをわんちゃんの
届く場所に置かないことです!
また、日頃からわんちゃんが
持っているものを
離す練習(ちょうだい)を
していくことも有効です!

(1)わんちゃんがおもちゃで
遊び始める前に、
すぐ取り出しやすいポケットなどに
おやつを仕込んでおく
(2)わんちゃんがおもちゃを
咥えたら、「ちょうだい」と
言いながら手を出し、
反対の手でおやつを見せる
(3)おやつを食べようと
おもちゃを離したら、
おもちゃを取ってからおやつをあげる
(4)おやつを食べ終わったら
おもちゃを返してあげる
(1)~(4)を何度か続け、
おやつを見せるタイミングを
少しずつ遅くしていき、
おやつを見せなくても
「ちょうだい」の言葉だけで
おもちゃを離すように
なったら完璧です!
コツは、
わんちゃんが離すまでは絶対に
おもちゃを取らないことです。
わんちゃんは、
無理に引っ張られたりすると、
焦ったり、横取りされた!と
感じてしまい
唸ったり、取られないように
引っ張ったりして
対抗してしまいます。
すぐ動物病院へ
食べてはいけないものを
わんちゃんが食べてしまったら
まずは動物病院へ電話してください!
その際に、
・何を食べてしまったか
(分かれば商品名など)
・いつ(どのくらい前に)
食べてしまったのか
・食べた量はどのくらいか
・今のわんちゃんの状態
この4つを伝えましょう!
また、食べてしまったものの残りや、
同じ商品、パッケージなどがあれば
来院時に持参すると
獣医師の診察に役に立ちます。
誤飲は食べてしまったものに
よっては、
催吐(さいと)処置で吐かせたり、
麻酔をして内視鏡やお腹を開けて
異物を取り出す手術をしなくては
いけなくなり、
最悪の場合、誤飲が原因で
亡くなってしまうこともあります。
誤飲は飼い主様の
注意で防げることが多いです。
わんちゃんに負担をかけないためにも
日頃から注意を
しておくことが重要です。
また、誤飲による腹痛で
お祈りポーズをすることがあります。

このポーズをしていたら
誤飲や、膵炎、胃腸炎、
腹膜炎、胃捻転などによって
腹痛が起こっている可能性が高いので
動物病院へ相談をしましょう!
早朝や深夜に
連れていける病院や、
かかりつけ医が休診の日に
連れていける病院を
探しておくことをおすすめします
